映画「8時15分 ヒロシマ 父から娘へ」公式サイト » COMMENT

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今年もまた、8月6日がやってきます。
広島に原爆が投下されて75年という節目の年。
コロナ禍で記念式典は縮小されてしまいますが、代わりに広島のみなさんにぜひ見てほしい映画があります。
私の高校の同級生の美甘(みかも)章子さんが作った素晴らしい映像作品『ヒロシマ8時15分 父から娘へ』
いわゆる商業映画ではなく、被爆二世の彼女がご自身のお父さまの「あの日」からの過酷な人生を、娘として絶対に将来に伝えなければという使命感のもと、身銭を切って作った作品です。
51分と短い作品ですが、圧倒されました。
彼女は高校時代から、私にとって憧れのカリスマでした。当時から私の何倍も深く世界を見ていた彼女のまなざしは、このお父さまに育てられたからだったのだと、思い知りました。
辛いシーンも多いですが、見終わった後に胸に溢れるのは、人間の尊厳と希望。ここからまた始めようという「立ち上がる人間の強さと美しさ」に心が震えます。

コロナ禍で先が見えず不安な今だからこそ、みなさんにぜひ見て、生きる力をもらってほしい映画です。

2020年7月28日Facebookより
 
信友直子
(『ぼけますから、よろしくお願いします』監督
https://www.facebook.com/bokemasu/)
広島で若くして体験した被爆の苦しみ、生きる勇気と力、そして許す心―
美甘章子氏が綴った自身の父の物語は、人の心を動かすだけではなく、戦争について、そしてそれに関わる全ての被害者についてより深く考えるきっかけになるだろう。
『8時15分 ヒロシマ 父から娘へ』には私たちの人間性を引き出す大きなインパクトがあり、争いを非暴力的に解決する未来に、少しでも私たちを近づけてくれるよう願っている。
それが美甘進示氏の夢である。
ピーター・カズニック教授
(「オリバー・ストーンが語るもう一つのアメリカ史」共著者)